2015渓流解禁!岐阜県飛騨川水系白川でテンカラ釣り・アマゴ編「その1」
ようやく解禁しました、今季初の渓流です!
ほんとは3月に解禁してるんですけど、全然行けないなーと思っていたら、すでにもう5月。
今回は岐阜県は飛騨川水系、白(しら)川~加子母(かしも)川へ行ってきましたよ。
さて、とっても貴重な機会だったわけですが、どんな感じだったんでしょうか??
まずは加子母川から!
飛騨川の支流である白川(しらかわ)。
こちらは比較的大きな支流で、源流は長野県の小秀山あたり。
そこから中津川市、東白川村と流れてきて最後は白川町で飛騨川に注ぎ込みます。
特に鮎釣りが有名で、シマノジャパンカップの予選なんかも開催されてるみたいです。
ワタシの奥様の実家が白川町にありますので、加子母村までは25キロくらい。
なんて素晴らしいところで育ったんだ!と羨ましくなります。
今回は上流から下流に向けてのんびり釣りしよう!ということでまずは一気に加子母村まで車で向かいます。
加子母村に到着!
普通に行けば、だいたい1時間弱で加子母村に到着するんですけど、、、途中、興味深いスポットがたくさんあって寄り道しすぎてしまい、結局2時間くらいかかってしまいました。ツチノコもいましたよ!
さて、「白川」は加子母村に入ると、「加子母川」に名前が変わるみたいです。
ちなみに加子母川をさらに上流に向かうと「乙女渓谷」っていう、めちゃくちゃ水がきれいな谷があります。
ほんとに綺麗でエメラルドグリーンです。天気がいい日なんて特に素晴らしくて、世界の絶景の写真集に載ってるような川の色してます。主観なんですけど、それくらい綺麗なんです。
イワナとかアマゴもつれて最高のポイントなんですけど、そこまで水が綺麗だということは人気(ひとけ)が少ない、ということは結構山深いところ、ということは熊が出る、ということなんですねー。
この時期はまだ肌寒いので乙女渓谷には行きませんが、夏場は必ず訪れます。
「クマに注意!」の看板もたくさんあるし、実際、なんとなーく気配を感じるような、感じないような気がして、毎回ヒヤヒヤします。
ちなみにワタシはクマよけの鈴を3個つけてます!お守り!そんなことを考えながら、加子母川に到着です。
里川って、まさにココのことだなー。
渓流といっても、色んな呼び方があります。
源流、本流、瀬、チャラ瀬など、場所によって様々なんですが、その中でもワタシは里川と呼ばれる川が好きなんです。
ちなみに「源流」っていうのは山奥の、川幅も1メートルとか、それよりも狭かったり、ほんと「山奥」って感じのところ。
「本流」は大きな川、ここらへんだと長良川とかイメージすればわかり易いかも。
「瀬」っていうのは、急な流れが続くところですね、大きな岩がたくさんあって、激流下りとかやってそうなイメージでしょうか?
「チャラ瀬」は、チャラチャラーっと、ゆっくり流れてる平坦な川のこと。
程よい流れがあり、すぐ隣には道路があって車が走ってたり、地元の人が歩いてたり、なんだか普通に生活感が感じられる。
まさに日常に溶けこんだシチュエーション。
「え、こんなところで釣れるの?っていう感じ。そこが好きですねー。
道路の看板とか、普通に見えてる感じが何ともたまりません。
山奥で一人釣りをしてると何だか不意に寂しくなることがあるんですが、里川だといつでも安心。
堤防から普通に声かけられたりしますしね。なんか良い感じです。
で、ここ加子母川はワタシの好きな川のトップ3に入るくらいお気に入りの川。
特にココは、この時期が1番雰囲気が良いです。
さっそく準備します!
多分、多くの釣り人がそうなのかもしれないですが、釣り場についたらすぐ釣りができるよう、あらかじめ仕掛けをセットしていることが多いかもしれません。つり人は基本せっかちです!
ワタシも海釣りの場合はそうなんですけど川の場合は違って、川に到着してゆっくりイチから準備するのが好きです。のんびり川をながめたり、コーヒーを飲んだりしながら。
なんだかスローペースになります。
渓流で釣りをする場合は、基本的に「遊漁権」を購入しないといけません。
これがないと、監視員さん見つかった場合、通常料金プラス1,000円が加算されてしまいます。
ここ、白川周辺は「飛騨川漁協」の管轄になるので、取扱店で購入します。
コンビニでも買えるんですけど、それだと味気ない。地元の釣具店とか、「~さん宅(普通に人の家)」とかで買ったほうが色んな話ができたり、思わぬ情報をゲット出来たりするのでそちらがオススメです。
取扱店は漁協のHPに載ってますし、川沿いを走ってると「遊漁権あります!」っていうのぼりがたくさん掲げてあるのでフラッと立ち寄ってみるといいと思います。
たいていおじさんに
「どこらへんに釣りに行くの?」って聞かれるので、
「~らへんに行きます」っていうと、
「あそこはいかん!こっちに行ったほうが良いよ!」
って言いながら、こんな地図をくれると思いますよ。
今回は、白川町内の「都釣具店」で購入しました!
ちなみに遊漁権には2種類あって、「日券」と「年券」があります。
当日だけ使えるか、年間パスみたいに使えるかの違いで、もちろん年券のほうがお得です。
飛騨川漁協の場合、日券は1,020円、年券は5,140円なので、年に6回以上釣りに行く人は年券買ったほうがいいですね。
鮎釣りの場合だとまた違って、券の値段が2倍くらいします。ワタシが買ったのは、鮎以外のサカナを釣ることができる券。
他にも禁漁区間とか細かい決まりもあるので、渓流釣りをする前には各漁協のHPをチェックしたほうがいいですよ。
河川によって全然違ったりもします。
今回はこんな仕掛け。毛ばりを使ってテンカラ釣りです。
使うのは竿と糸と毛ばりのみ。
Tenkara USA的にいうと、
「Only, a rod, line, and fly」。
シンプルすぎて心配になりますが、大丈夫、ちゃんと釣れます。
もちろん、エサもいりません。
毛ばりはゴールデンウィーク仕様ということで「ゴールド」を作りました!
こんなので釣れるのか?と思うんですが、釣れるんです。
仕掛けが準備できたら、川岸を歩いて川まで歩いて行きます。
アマゴが釣れた!
そして、毛ばりを「ひょいひょいっ」と投げて、「ササーっ」と川に流してあげると、こんな感じで魚が釣れます。
小さいけれど、アマゴが釣れました!
アマゴはヤマメと非常によく似てるんですけど、アマゴは胴体部分に赤い斑点がたくさんあります。
カメラを向ける角度でも模様が違ってくるので、それもまた綺麗。
釣るのも楽しいけど撮影するのも同じくらい楽しいので、ゆっくり休んでる暇なんてありませんね!
撮影が終わったので、リリースします。サカナが川に帰っていく瞬間を見るのも好きです。
という感じで、1匹釣れたのでもう大満足。
あとはのんびり楽しみながら釣ります。
いつもだいたいこのタイミングでコーヒー淹れるんですけど、今回はコーヒーセットを忘れたので缶コーヒーで失礼します。
ちょっと大きめの石を裏返してみると、色んな虫がいます。
こんなのを餌にすると、さかながいっぱい釣れます!なので、餌釣りの場合でも、餌は現場で調達できます!
餌取りだけでも十分楽しいので、釣りする前に満足してしまうかもしれませんねー。
このあと、2時間くらいやったんですけど全然釣れなくなったので場所を移動することに。
今度は下流に向かいます。まだまだ続く!
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