コーヒーは酸味がはやく、苦味は遅く抽出されるらしい!
そういえばコーヒーっていろんな成分が含まれているんですが、抽出時にそれらが一気に抽出されるかといえば実はそうではないみたいで。
基本的に酸味といわれる成分は比較的はやくお湯に溶け出し、反対に苦味のもとになる成分は遅れて抽出されるんですね。
で、理屈ではわかってるつもりなのですが、実際にどんな感じで味が変化するのか?
今回はハンドドリップで味を比較してみました!
コーヒーの酸味は早く、苦味は遅く抽出されるらしい。
コーヒー関係の本をみると、たいてい書いてあるのが、
「酸味は早く、苦味はゆっくり抽出される」といったもの。
たしかにハンドドリップでもササーっとお湯を通しただけだとすっきりした味わいになるし、反対に時間をかけてゆっくりドリップするとなんだかコクがあるというか、しっかりした味のコーヒーに仕上がります。
理屈ではわかってるけど、実際はどうなんだろうなーという事でハンドドリップで実験してみました。
実験方法は
コーヒーをハンドドリップします。
で、3回に分けて抽出されたものをそれぞれ違う容器に保管。
ハンドドリップのレシピは以下のとおりです。
・コーヒーの量:15g
・お湯の量:220g
これを、
・30秒:30g
・60秒:70g
・110秒:120g
(秒数は経過時間、グラム数は注ぐ湯量)
と分けて抽出します。
イメージ的にはコップを3つ用意して、時間とグラム数が規定数に達したらコップを入れ替えるというアナログ方法。
ではさっそくスタート!
まずは30秒経ちました。
なんだか濃くて、苦味の強そうな液体がぽたりぽたり。
トロッと、きりっとした印象です。
お次は「60秒:70g」まで抽出。
ここではほどよく濃い液体が。
ハンドドリップの蒸らしが終わって、2回目の注湯してるイメージです。
で、ラスト。
「110秒:120g」の抽出です。
ここまでくると液体の色もだいぶ薄い。
苦味が出てくる時間だから「濃い液体」というわけではなさそうです。
で、抽出したのがこちら。
並べてみるとその差が歴然!
こちらが「30秒:30g」。
味見してみると、すごく酸っぱ苦い!
エスプレッソ風の、10倍濃縮タイプの味。
酸味が目立って酸っぱいだけかな?と思ってたらなんともしっかりしたボディ感。
この時点でコーヒーの味が決まってくるのでは?と思えるくらいの重要さを感じます。
これが「60秒:70g」。
この時点ではすでにすっきりした味わいに。
で、これが「110秒:120g」。
薄い!
はじめの方と全然違いますね!
ほんのりコーヒー風味の白湯、の味。
見た目とは裏腹に苦いのかなー?と思ったら全然そんなことがなく。
そして最後にそれらを混ぜるとどうなるのか?
やってみました!
えーっと、、あんまりおいしくないです!
それぞれのカップの中で酸化して、それが3つ合わさって更にヤバくなった感じ。
やっぱりコーヒーは普通に抽出して飲むのが一番美味しいです。
まとめ
という実験を、何のためにやったのか分かりませんが試してみました!
色々試してみるのも意外な発見があっておもしろいですよ!
以下、もっと科学的にコーヒーを楽しんでみたい!というあなたにオススメの本です。
どれも読めば読むほど理解が深まり、また、よく分からなくなります!
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