コーヒードリッパーの種類で湯通り時間はどのくらい変化するかを調べてみる実験。

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いい加減、コーヒー用のドリッパーが増えてきたのでそろそろ整理しないといけないなーと思っているところです。

その前に、せっかくこれだけ揃ってるので例の実験をしてみよう!

ということでコーヒードリッパーの種類によって、お湯の通る時間がどのくらい違うのか?

実際に試してみました!

おうちでコーヒー淹れてみたいんだけど、どのドリッパーがいいのか分からない!という人に少しでも参考にしてもらえれば嬉しいです。

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コーヒードリッパーの種類で湯通り時間はどのくらい変化するかを調べてみる実験

コーヒーをハンドドリップするには「ドリッパー」が必要になります。

これがなかなかのクセ者で、どれを使っても一緒かと言われると種類によってぜんぜん味が変わってしまうんです。

ハンドドリップはコーヒー抽出のなかでも「透過式」とよばれてます。

その名のとおり、挽いたコーヒーの間に上から下に向かってお湯を通し、その過程でコーヒー成分を抽出するというもの。

で、いろんな種類のドリッパーがあるのにはわけがあって、大雑把に言うと形によってお湯の通るスピードが速かったり、遅かったり。

スピードが速いとコーヒーの味の素が溶け出しにくく、逆だとじっくり抽出される、といった具合です。

厳密に言うと他にもいろんな要素(湯量、温度などなど)が絡んでくるのですが、今回は注目するのは透過スピードの違いです。

計測方法

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1.ペーパーフィルターをセット

2.サーバーに乗せる

3.お湯を10秒間で200cc注ぐ(注ぎ始めと同時にタイマースタート!)

4.ドリッパーからお湯が全て落ち切ったタイムを計測

といった具合。

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ちなみに湯温は91℃です。

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ハリオのケトルを使用します。

それではスタートです!

HARIO V60

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透過時間は約22秒。

大きな穴がひとつだけ空いてる円錐形。もっと速いかと思ったら案外ゆっくり。

まだまだ始まったばかりです。

MT.FUJI DRIPPER

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透過時間は約19秒。

形はV60と同じですが、やや速く落ちました。ハリオと違いワイヤー製なのでそのあたりに差がありそう。

ZERO JAPAN 2つ穴ドリッパー

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透過時間は約25秒。

これも現段階では比べようがありませんので、次に行ってみましょう!

それにしても形が美しいドリッパー。

Kalita 3つ穴ドリッパー(HASAMI焼)

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透過時間は約17秒。

前の2つ穴と比べると穴の数が1つ多いです。

つまりお湯が速く通る、ということですね。

そして次は1つ穴。この流れでいくと、なんとなく予想がつきそうです。

Melitta(メリタ)1つ穴ドリッパー

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透過時間は約65秒。

やはり1つ穴は落ちるスピードがゆっくりです!

メリタ式の淹れ方にもその特徴が活かされてるので納得。

メリタの淹れ方は1度にお湯を規定量注いでじっくり抽出、が基本です(ざっくりと)。

ちなみに、メリタ製品では他メーカーで通常「ドリッパー」と呼ばれる製品が「フィルター」となります。

Melitta(メリタ)アロマフィルター1つ穴

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透過時間は約90秒。

さらに長くなりました!同じ1つ穴でも、穴の場所が違うんです。

こちらの穴は、通常のよりもやや上の方に穴があいています。

つまりお湯の圧力がかかりにくく、その結果として透過時間が長くなっているのでは?と推測できますね。

Kalita ウェーブドリッパー155

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透過時間は約40秒。

穴は3つあいてるのですが、底の形が平らです。

これもある程度ドリッパーがお湯の通る時間を調整してくれているので、ドリッパーにあったお湯の注ぎ方さえ守ればブレのないコーヒーを淹れることが容易になります。

ドーナツドリッパー

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透過時間は約15秒。

変わった形をしてますが、れっきとしたドリッパーです。見た目がおしゃれなので買いました。

これもハリオのV60と同じで真ん中に大きな穴があいていますので、速いですねー。

ちなみに、本来はコーヒー豆がセットされてると、じっくり抽出されるよう設計されてるドリッパーです。

ケーアイ ORIGAMI ドリッパー

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透過時間は約26秒。

これも大きな穴が1個あいてるので速いかなーと思ったら、案外遅かったです。

不思議。これも見た目がいいので買いました。

ステンレスドリッパー

こちらはステンレス。

フィルターは使いませんが、念のためやってみました!

が、測定不能!一気にお湯が流れ落ちます、勢い良すぎてこぼれます。

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円錐形も同じ。

速い!

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まとめ

といった感じで、多少の誤差はありますがこんな結果になりました!

一般的にカリタウェーブや1つ穴のドリッパーはお湯の抜け方が一定なので、初心者でも安定した味を出しやすいと言われています。

反対に、お湯の通りが速いHARIOのV60などは、お湯を注ぐスピードなどで味にバラつきが出やすくプロ向きといったところでしょうか。

これに豆が入ってくるとまた違った結果になると思いますが、一応今回は純粋なお湯の通り方、ということで何かしら参考にしてもらえればいいなーと思います。

というかこれがなにか役に立つのだろうか??

▼初心者向けのおすすめ器具はこちらをチェック!

コーヒー初心者に読んで欲しい!おすすめ器具のご紹介!(ドリッパー・ドリップケトル・ミル・サーバーetc.)

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